「バッ・・・・・・カ・・・・。//////」

 右手を口元に添えて、顔を隠すキャリー。

 すると、シャインはキャリーの右手をどけて、再びキスをした。

 「えっ・・・ちょっ・・・。」

 2回目のキス。

 「・・・嫌なら嫌って言えよ。」

 そう言って、シャインはキャリーに何度もキスをした。

 優しく、キャリーを抱きしめる。

 どこかの王子ほど深くもなく、うまくもないが、優しくキスをした。

 少しすると、ゆっくり唇を離した。

 「っぷはっ・・・。」

 息苦しかったのか、キャリーはハァハァ言っている。

 「ゴメン。嫌だった?」

 キャリーの唇を、親指でなぞりながら言った。

 「・・・うぅん。・・・う・・・う・・・うれ・・・しかった・・・。」

 とぎれとぎれに言うキャリー。

 うつむきぎみに。

 シャインは、

 「ハァァァァ!!」

 大きなため息をついた。

 驚くキャリー。

 「ど・・・どしたの・・・?」

 キャリーが聞く。

 「これで俺嫌われたら・・・死ぬと思った・・・。」

 キャリーは、目を丸くして、そのあと笑った。

 「アハハ!」

 「なんで笑うんだよ!」

 シャインがキャリーに聞く。

 「だって・・・」