それは、知らないようで知っている感触。
 
 それと同時にリップ音がチュッとなった。

 「!!!!????」

 キャリーが、驚いて勢いよく起き上がる。

 すると、シャインが舌を少し出して、ニヤッと笑った。

 「バカはお前だ。バーカ。」

 そう言っているが、ゆでタコ以上に真っ赤だ。

 「っ・・・・・!!!!」

 同じぐらいに真っ赤のキャリー。

 この2人の初キス。

 それは、エデンのとある家のとある部屋だった。

            第二十六話(完)