「!!!」
キャリーは飛び起きた。
「ローズ叔母様・・・。」
キャリーは、すぐ隣の窓のカーテンを、ベッドに座りながら全開に開ける。
シャアッー!と勢い良く音を立てた。それと同時に、誤ってベッドから落ちる。
が、キャリーはなんとも思わなかった。
(なんでだろ・・・胸騒ぎがする・・・。)
そう思った瞬間、
コンコン
ノックの音が聞こえた。
ビクッと驚くキャリー。
「だ・・・誰・・・?ドロシー・・・?」
キャリーは涙目だ。
「俺だよ、シャイン。入っていいか?」
その声を聞いたキャリーは、勢い良く立ち上がり、ドアの方へ走った。
「入るぞ。」
そう言って、シャインがドアを開けたとき、キャリーがシャインの胸に飛び込んだ。
「っ?!////どっ・・・どうしたっ・・・?」
シャインが慌てる。
ただただ、黙ってシャインの胸の中から動かない。
「・・・仕方ねーな・・・。」
少し照れながら、キャリーを抱き上げて、ベッドに向かった。


