「おはようっ!朝よ~起きて!」

 アンジュが、4人を起こす。

 昨夜、4人はリビングのソファで寝た。

 その為、アンジュはリビングのカーテンを勢いよく開けた。

 「「「「おはようございます。」」」」

 4人は、笑って言った。

 「さぁ、服もご近所さんに譲っていただいたから・・・ほら。」

 そう言って、アンジュは4人分の服をそれぞれ渡した。

 ウォレストは、白のYシャツ・赤のネクタイ・黒のジャケット・深い赤のズボン。

 シャインは、白のYシャツ・黒のネクタイ・グレーのジャケット・深い青のズボン。

 ドロシーは、薄い紫で裾に少しラメがついている、胸元が大きく開いた膝丈ワンピース。

 キャリーは、薄いピンクで、七分丈の先にバラの刺繍が施された膝丈のワンピース。

 「あ・・・。」

 キャリーは、バラの刺繍に気付いた。

 「そうそう。それ。ちょっと大人っぽかったかな?それでいい?」

 アンジュが心配そうに聞く。

 「ううんっ!これがいいですっ!」

 満面の笑みのユーリ・・・キャリー。

 それを見て、安心したようなマリー・・・ドロシー。