シャインがYシャツのボタンをはずしているとき、ウォレストが上着を脱いだ。

 ウォレストの身体は、痩せ気味だった。

 「・・・また痩せたろ。」

 シャインが言う。

 「そうか?1、2㌔落ちただけだ。」

 「それを痩せるって言うっつーんだよ。」

 そう言って、シャインはウォレストの腹を軽く小突く。

 「日に日に・・・食欲なくなるし。まぁデブんねーからよしとしようぜ。」

 「よしとしねーよっっ!!ったく・・・心配してんだからな。」

 シャインが真顔で言う。

 ウォレストが、適当にハイハイと言って、

 「こーいう空気は嫌いなんだよ、俺っ。さ~入ろーぜっ!!」

 素っ裸でお風呂場に飛ぶように入っていくウォレスト。

 「・・・マジで大丈夫か?アイツ・・・。」

 そう言って、シャインはタオルを腰に巻いて入っていった。