中に入ると、ロウソクに火がついていた。
「ただいま~、遅れてごめんね~。」
アンジュが、入るとたん言った。
そして、アンジュが向かったのは、ベビーベッドだった。
「よかった~。グッスリ寝てる。」
4人も、中を覗くと、小さな赤ちゃんがスースー寝息を立てて寝ていた。
アンジュは、赤ちゃんの頭を優しくなでる。
「赤ちゃんひとりにして、大丈夫なんですか?」
ドロシーが聞く。
「エデンは、そういうことする悪い人は誰一人いないのよ。だから安心なの。」
4人へ、微笑むアンジュ。
不安はまだ少しあったが、“エデン”がそれほど安心できる所だと知った。
「さ。お風呂沸かしてあげるから入った方がいいわ。ドロドロよ?」
フフッと笑うアンジュ。
「「「「あ・・・。」」」」
4人が自らの体を見ると、特に足元がドロだらけだった。
「ありがとうございます」
4人はそう言うしかなかった・・・。(笑)


