アンジュの家は、広めだった。

 2階建ての一軒家で、暗くてよくわからないが、花の植木鉢がキレイに飾られている。

 その隣の家。。。これからの4人の家は、アンジュの家ほどではないが、広かった。

 1階建ての、平屋建て。洋風な造りで、ほこりっぽいのは外見から分かる。

 「いつから使ってねーの?ねーちゃん。」

 ウォレストが無愛想に聞く。

 「アンジュって言ってるでしょ?」

 ドロシーがウォレストの腕を小突く。

 「そうよ、私はアンジュ。それに、私20歳よ。」

 「「「「?!」」」」

 4人が同時に驚いた。まさか4つも年上だとは思わなかったからだ。

 「あら?そんな老けて見えた?」

 「違うんですっ!!それほど年上だとは思わなくて・・・。」

 キャリーが焦って訂正。

 「あら、そう♪若く思われたならよろしくって?」

 わざと、そう言って笑った。

 「今日は、さすがにこっち(隣の家)では寝れないから、私の家で寝て。」

 アンジュが言う。

 4人は、礼を言ってアンジュの家に入った。