「私はアンジュリーナ・ウィウ。アンジュでいいわ。」

 「よろしくね、アンジュ。私はマリー・チェウィーズ。んで・・・」

 ドロシーが3人の方に手を指した。

 「俺ティーキ・ベステットだ。」

 「私ユーリ・リボンだよ。」

 「・・・俺・・・ヴァン・・・ケイトリス。」

 それぞれがあいさつをした。

 「マリー・ティーキ・ユーリ・ティーキ、ヨロシクね。」

 ニコッとやさしく笑うアンジュ。

 「えぇ。あと、どこか空いている家とかありますか?お金ならきちんと出すので。」

 ドロシーが遠慮がちに言う。

 「私の隣の家ならいいわ。すこしほこりっぽいけど、掃除するから大丈夫よ。」

 「あっ、私掃除させてください!」

 キャリーが積極的に言った。

 「俺も」「もちろん私も」「じゃあ・・・俺も。」

 すると、フフッとアンジュは笑って、

 「ありがとう。じゃあ私も手伝うわね。衣服とかも、みんなから分けてもらいましょっ
  ?」

 アンジュが優しく微笑む。

 なぜ、キャリー達が日用品などの荷物がなしなのか・・・。それを誰ひとり聞かない所
 が、この“エデン”の良いところだろう。

 「何から何まですみません。」

 シャインが頭を下げる。

 「いいのよ。ほら、行きましょう?」

 アンジュが斜め向いて言った。

 周りの人達が、また明日こいよ~など言ってるのに手を上げて、さよならをした。

 そして、アンジュの家に向かった。