4人が行こうとした時・・・。

 「あのぉ~・・・。」

 後ろから小さな女の子の声がした。

 4人同時に、驚きと一緒に振り返った。

 「あっ・・・あの・・・リンゴ・・・いりませんか・・・?安いです。。。」

 貧相な服装をして、薄れてきた茶色いサンダルを履いていた。

 リンゴをひとつ、4人のほうに向けていた。

 「・・・ひとつもらうね。」

 キャリーがいった。

 すると、

 「俺も。」 「私もいただこうかしら。」 「仕方ねーなぁ。。。」

 そう言って、結局4人ひとつずつ買った。

 4人は、コインを一枚ずつ、女の子の手の平にのせた。

 「「「「ありがと」」な」」

  4人がそう言うと、女の子は

 「ありがとうございます。貴方達の幸せを祈って・・・。」

 そう言った。

 再び、お礼を言うと、4人は逃亡先へ逃げたのであった・・・。