ここは、レトマンジャロ邸裏庭。

 キャリー・シャイン・ドロシー・ウォレストが、ひっそりいた。

 「今からキャリー姫を連れ出すのかよ?」

 ウォレストがシャインに聞く。

 「あんな男(リチャード)の傍に置いておけねぇよ。」

 シャインは、確かな確信を持って言う。

 「確かに・・・。シャインの言うとおりね。」

 ドロシーも納得する。

 「私も・・・早くここから出たいよぅ。。。」

 キャリーはシャインの手をギュっと握って、言う。

 ドキッ・・・とシャイン。

 顔は既に赤い。

 「照れ過ぎだ。アホ。」

 ウォレストはそっぽ向きながら言う。

 クスクス笑うドロシー。

 「とっ・・・とにかくっ!今から出るけど。。。戻らねぇでいいか?」

 シャインが聞く。キャリーは、コクンとうなずき、

 「いい。それに、あったとしても後戻りはできないし。」

 涙をぬぐいながら、キャローは言う。

 「・・・おう。」

 そう言って、4人は関所へと向かった。