そんな感謝してもしきれないシャインに、

  ウォレストはタメ口。(笑)

  「おぃ。今回の書~類。ほれっ。」

  バサァッ!

  乱暴にシャインの仕事用の机に書類を置いた。(正しく言うと投げ捨てた。)

  「・・・。」

  ジロッ・・・とシャインはウォレストを睨んだ。

  「そんな見つめないでっ♥」

  わざと、気持ち悪くシャインに言う。

  「キモいわぁっっ!!!」

  シャインはウォレストにライダーキックをくらわした。

  「ぐはぁぁあぁああ!」

  間一髪・・・よけた。(笑)

  「ったくよぉ~・・・。なんでこんなにあんだよ~ぅ・・・。」

  シャインは自分の机に向かう。

  「そりゃ~・・・お前が”王子様”だからだろ?」

  ウォレストは嫌味ったらしく、
  わざと”王子様”を強調させた。

  「・・・この地位のせいで・・・。」

  そうシャインは呟いて、窓の外の空を見た。