すると、シャインはキャリーにキスをした。

 リップ音が聞こえるような短いキスだったが、キャリーは顔がこれ以上ないくらい赤い
 (笑)

 「さっきキャリーが食ってたイチゴみてぇだな。」

 そう言って、シャインは笑った。あの面倒くさそうなキャリーを思い出させる為、言った。

 「あっ・・・あれはシャインとしらなかったからっっ!!」

 「ひでぇ言いようでしたねー、キャリーさん。」

 ウォレストは、わざと白々しく言った。

 「ウォッ・・・ウォレスト君!!」

 プイッとそっぽ向いたウォレスト。

 「ま、それを言われて悲しみに満ちていたどっかの王子のが笑いモンだったけどな。」

 そういって、ウォレストはバカにしたようにクスッと笑った。

 「えっ?!」

 「お前っ・・・!!」