「シャイ・・・ン・・・?」

 キャリーが、驚きそのままを声にしたような言い方で言った。

 小さくて、自分でも聞き損ねるような声。

 その声を、“彼”は聞き逃さなかった。

 キャリーの言葉と同時に、彼は瞳を閉じながら仮面を外した。

 キャリーは、瞬き一つせず彼の顔を見つめた。

 仮面が外されると、




 “彼”・・・。いや、“シャイン”は瞳を開いた。