・・・二人共、実は・・・


        ”恋人同士”


  なのだ――――――・・・。


  お互い、心を許すものにしか教えていない。。。

  秘密の中の秘密なのだ。

  このような関係を市民に知られたら、

  騒ぎどころか、暴動、戦争までにもなるのだ。


  このことを世間にしらすのは、自殺行為に等しいのだ。


  なぜこんなことになったのか・・・。

  愛しき想う相手に、ここ1年半会えていないのか・・・。


  バタンッ――――・・・!!


  「うおぁ!!!・・・なんだ、てめぇか・・・。」


  てめぇ・・・とよばれた相手は、


  シャインの唯一心を許す者NO.2(1はキャリー)

  召使、”ウォレスト・ドルイット”だ。


  褐色肌の首に擦れるのは金髪がかった白髪。

  そして、彼の一番の印象的なものが、

  赤い目だ。

  まるで、ルビーの宝石のような瞳に

  皆、心を惹かれる。

  ウォレストとシャインの出会いは、お互いが14の時。

  シャインがこっそり街に出て、ウォレストとばったり。

  一緒に遊んで、喧嘩して・・・。

  だがシャイン帰宅後、ウォレストはみよりのいない孤児だと知り、

  彼をエクスカリバー邸の使用人へと雇ったのだ。