「だれでもできる魔法・・・か。」


 キャリーはスゥゥゥ・・・と息を吸いこみ、
 集中して、唱えた。


       「ドロシー。」

 すると、目の前にピンクの光が散った。

 「キャッ・・・・!」

 すると・・・

      ポトッ――――・・・


 ひとつのメモが降りてきた。

 一応、キョロキョロと辺りを見回すキャリー。

 人はいないようだ。

 「手紙っていうかメモじゃない。」

 そう言いつつ裏向けると、手紙と同じ綺麗なドロシーの字で書いてあった。




  「ッ―――――・・・!!」


 メモの内容を見たキャリーは、あまりの驚きにメモをベッドの上に落としてしまった。


 その内容とは・・・。