リチャードが部屋から出て行ったあと、キャリーは自分の部屋に行った。

 部屋に入ると、ベッドに寝転んだ。

 「・・・。」

 独り言さえも、言えるような状態じゃなかった。

 寝返りをうつと、手元に何かの感触。

 「んっ・・・?あ・・・。」

 キャリーのハンドバックだった。

 「そうだっ・・・。」

 中を開けると、封筒が2つ入っていた。

 「・・・シャイン・・・ドロシー・・・。」

 キャリーは、封筒の封を切った。

 シャインからの手紙を、まず開けた。