エデンの園の秘密な果実


 「ッ――――・・・!!!」

 キャリーは、悲しみの表情でいっぱいだ。

 「なんで・・・前は・・・応援してくれたのにっ!!なんで・・・。」

 すると、リチャードは、キャリーの頬に触れながら言った。

 「鈍すぎだバーカ。気づけよ。」

 「・・・?」



   『“俺はお前が好きなんだよ。”』


 「えっ―――・・・?」

 ポカンとしているキャリーに、リチャードはプッとふいた。

 「キスまでされてもわかんねーとか(笑)どこまで鈍いんだよ。」

 そういって、クスクスと小さく笑っているリチャード。

 キャリーはうつむきながら、わたわたと焦った。

 「えっ・・・でも・・・私・・・シャインが。。。」

 「んなこた知ってる。」

 「だったらっ・・・!!」

 キャリーがそう言って顔を上向けた時・・・。