4人は、とある公園でしゃべっていた。

 「お姉ちゃんのお洋服可愛イ!」

 「ありがとう。アミルちゃんのワンピースもとってもおしゃれよ?」

 「えへエ~。これね、お兄ちゃんと買いに行ったんだヨ。」

 楽しくガールズトーク中、男2人はつまらなく突っ立っていた。

 「てかさ、あのキャリーちゃんの服、お前が選んだのカ?」

 「ん?まぁ・・・そだけど?」

 何の疑問もなくリチャードは言う。

 「・・・いや。何もねェ。」

 ロビンは知っていた。“ある事”に。


 この時代、女性は“脚”という部分が最も卑猥なところとされていた。

 そのため、女性は丈の短いドレスを着用するのだ。

 ここ最近は、短いのが流行っているそうが。


 「お前も案外男だナ~。」

 「は?何がさ?」

 「いヤ。なんもね~ヨ。」