エデンの園の秘密な果実


 「ああああああああああああア!!」

 「!!??!!??」

 突然の絶叫に驚くキャリー。

 それと同時にハァ...というリチャードのため息。

 リチャードが振り向いて、叫んだ者の名前を言った。

 

 「“ロビン”。」

  

 「ロビン・・・君?っていうの?」

 キャリーは、手を離しながら尋ねた。

 「・・・あぁ。ロビン・ウッド。」

 残念そうに、言う。(笑)

 すると、キャリーがロビンの近くに行った。

 「あっ―――・・・」

 リチャードが声をかけた時には・・・遅かった。

 「ロビン君?よろしk・・・キャア!!」

 ロビンが、急にキャリーを抱きしめたのだ。

 「ヨロシクッ!!名前ハ?どっから来タ?めんこいなァ!」

 少し、なまりがある。サンディ王国出身ではなさそうだ。キャリーも気づいたらしい。

 「言葉がちょっとアレだけど・・・どこ生まれ?」

 キャリーが遠慮がちに聞くと、キャリーの体を離して、ロビンは言った。

 「両親サンディ人だけど、生まれと育ちはニホンだぞッ!」

 「にほん?聞いたことないなぁ・・・。」

 ロビンが言うには、“日” と“本”と書くらしい。

 “キモノ”という物を着て、“ゲタ”という物を履いている。

 「ま~・・小っさいからナ~。」

 苦笑いのロビン。


 “ロビン・ウッド”

 リチャードは誕生日が早い為、一つ年上だが、本当の所ロビンが上。
 17歳。 

 サラッサラの黒髪を、前で真ん中わけしている。後ろ髪の長さはリチャードの少し短いぐら い。

 リチャードの事を“リチャ”と呼ぶ。

 が、頭がハンパなくいい。
 そのため、昔からいたずらにもその天才的頭脳を使う(笑)

 おもしろいことや、楽しいことが大好き。

 妹がいるが、後、登場する。←(言っていいのか。)