黒猫ちゃんの憂鬱1




『男にやるのはもったいない!!私、つきのお婿さんになる!!!』









マジ?









「わ~い♪」








手をぎゅっとつなぎながら、ドアを出て、鍵を閉める。











・・・あれ。













「『何か忘れてる・・・?』」










顔を見合わせたとき、ドンドンドン!と部屋から聞こえた。









『俺を忘れてんじゃねえよ!!!』







そういいながら、鍵をあけて外に出てきた佐久矢。








ドアたたかないですぐかぎあけてでてくればいいだけなのに。








ドアがかわいそ。