未来へ


その夜、私は子供達を寝かしつけた後、お守り代わりに持っていた紙を手に

10年ぶりに葵ちゃんに電話した。

遅い!って怒られたけど、信じて待っててくれたよ。

2人で泣きながら色んな話をした。

葵ちゃんはやっぱりあの時の彼氏さんと結婚してた。

子供もいてて幸せそうだった。

私もここに住み着いた経緯を話したら、今度家族で遊びに来てくれるって。



また葵ちゃんとの繋がりが出来てとても嬉しいな。

明日、おかあさん達に報告しなきゃ。

心が少し軽くなったような気がした。