杏奈と聡史。


この2人には頭が上がらない。


壁にぶち当たった時、

2人はいつも優しく

手を差し伸べてくれた。


圭輔の妹、詩織。


いつもどんな時も、

真由を本当の姉のように

慕ってくれた。


そんな詩織が愛しく思えた。


「おめでとうございます!

 真由お姉ちゃん!」


詩織の言葉に

くすぐったく感じながらも

真由はにっこりと微笑む。


そして真由と圭輔の両親。


まだまだ幼い子ども達を

じっと静かに見守り続けてくれた。


言葉はあまりなかったけれど、

その姿に深い愛情が溢れていた。


支えてくれた

全ての人たちに囲まれ、

愛を誓う。