でもーーー って・・・・ 言い訳ばかり考えている自分に、 志保は思わず、笑いがこみ上げる。 「ただ、私に勇気がないだけなのにね。」 昴さんは、 すべてを捨ててでも好きだというーーー。 それを言葉を素直に受け取ることができない。 だって、 やっぱり昴さんはーーー 花京院 昴 だから・・・ 深いため息を吐いてから 志保は身支度を整えてホテルを後にした。