「おいしぃっ」 「よかった。」 軽く乾杯した俺たちは 会話とお酒をゆっくり楽しんだ。 あぁ。いい雰囲気。 イケるんじゃねぇ? なんて、甘い考えが浮かんで、また消える。 いかん。 志保のペースでゆっくり口説くって心に誓ったはずなのに、 すぐに揺らぐ男心。 本能は抑えられないなーー。 なんて、 アルコールが入り、少し高揚している志保を見つめながら そんなことを思った。