Sweet Magic

「なんか、用あった?」



私は現実に戻り、祐飛に聞く。



「これ。
お前だけに貸す。」



と言って渡されたものは国語の宿題。



「あぁー。
ありがとう!
助かるよ。」



みんな国語の宿題してなくて、



どうしようって思ってたからちょうど良かった。



「良かったよ。」



そう言って、満面の笑みで微笑んでくれた。



「本当にありがとうね。

そうだ!よかったら、寄ってく?
女子しかいないけど」



「あったりめぇだろ。
部屋に男入れたら
こわーいお仕置きが待ってるぞ。
岡田だとプラスアルファの
お仕置きだからな」



怪しい笑みを浮かべながら、



「俺この後予定あんだわ
だから、行くな!!」



なんか寂しいなぁ。



「そっか……。
予定あるのにわざわざありがとうね」



「おう。
可愛い可愛い彼女のためだもんな」



悩殺するくらいにイケメン。



ずっきゅーん☆



幸せだぁ。