「美紗、恥ずかしがってんの?」



奈々が言う。



そらそうでしょ。



「だって、しょうがないじゃん」



私がそう言うと



奈々は私のパーカーのチャックをあけて、



パーカーを脱がした。



もう、顔が真っ赤。



「何してんの?」



動揺しまくってる。



「おい、美紗お前......」



運悪く、祐飛と和夜に見られてしまった。



和夜はなんかほんのり顔を赤くしている。



「似合ってないかな...?」



恐る恐る聞いてみる。



「って、鈍感。
似合いすぎて、誰にもそんな姿見せたくないな。」



そう言いながら、祐飛は私の腕を引きながら。



海にずんずん入っていく。