「ごめん。
力いっぱい握ってたから
シワついちゃったね
寮帰ったら、アイロンかけるから
貸してね」



一応、落ち着いた私は



口を開く。



「おっおう

あとさ、俺の前では
素直になれよ」



耳元でつぶやかれる。



「えっ./////あっうん。」



祐飛くんの顔が近付いてくる



瞼を閉じてる無防備な祐飛くんの



顔を見てると私まで



瞼を閉じてしまう。



チュッ



嘘も偽りもない



素直な関係。



入学したばっかりの時の



祐飛くんのキスは嫌だったのに



今はすごく嬉しい。



「じゃ
そろそろ、かえろっか。」



これからもこんな時間が



ずっと続きますように