Sweet Magic

この状況になって



なぜか、頭がくらくらしてきた。



立ちくらみとか貧血の時みたいに。



「あっ」



なんか、ホントにくらくらしてきて



壁に寄りかかって、しゃがむ。



「えっ?!」



即座に祐飛くんが肩を支えてくれた。



ありがとう



そう言おうとして、



顔をあげると



目の前に、祐飛くんの顔があった。



「ぃやっ...」



顔の近さと、くらくらに負けて、



私の記憶は



しばらくなくなるのだった。