酸欠になってきたのか



力がはいらなくなった。



足もガクガクしてきた。



「....はぁ…はぁ」



ようやく放してもらい



しゃがみ込んで肩で息をする。



深呼吸していたら



なぜか、涙がでてきた。



「ごめん。ごめん、
俺もやりすぎたよ」



パシッ。



私は祐飛くんの頬をたたいた。



「初対面に近い女子にも
いきなりキスできるんだね。
最低。」



私はそう言って



次から次と流れだす



涙を拭いながら



一目散に306に戻った。