自分を責めていたら、また涙が出てきた。



「美紗?大丈夫?

歌ったら?」



「私、トイレ行ってきたら歌うね」



鼻声と涙で濡れてる顔を見られないようにトイレに行った。







――――ジャー



トイレの蛇口から出る水が冷たくて気持ちいい。



パンッ



私は自分の頬をたたく。



いつまでもへこんでたら、前に進めないよね。



「おしっ」



気合い?を入れて、トイレから出る。



「美紗、大丈夫か?」



え?



「和夜...。」



ん。てことは奈々1人でいるの?


奈々モテるから、部屋に男が群がってるんじゃ?



「うん。大丈夫。ありがとう」



私は急いで奈々の元に走る。