*恋に不器用な私*





そして、あいつに指名された私は、あいつを接客しなくちゃいけなくなった。




「い、いらっしゃいませ…。ご主人様…。」




「なんでそんな嫌そうな顔すんだよ。もっと笑えよ。」





嫌そうじゃなくて、嫌なんだってば!!!




こいつ、本当ムカつくなー!!



「こちらにどうぞ…。」




私はあいつの言葉を無視して、席へと案内をする。




「こちらがメニューになります…。」




「んー…。じゃあ、コーヒーで!」




「かしこまりました。少々お待ちください。」




私が行こうとした、そのとき!



「一ノ瀬!ちょっと待って!」




私を呼び止めた。




「な、なんですか…?」