「そういうわけじゃないけど…。」
「舞の悪いところは、溜め込みすぎること!もっと私を頼ってよ!そのための親友でしょ?」
「すみれ…。ごめんね。ありがとう!」
私は、すみれの言葉で少し気持ちが楽になり、今までのこと全部すみれに話した。
先輩と付き合い始めたこと、授業をさぼっていちゃいちゃしていたこと、三浦奏多に言われたこと、先輩の態度が変わったこと…。
「そんなことがあったんだ…。」
「うん…。」
「なんか、ごめんね。気づいてあげられなくて…。」
「すみれが謝ることじゃないよ!」
「でもね、私も柊大和先輩の噂は聞いたことある。」
「え?」
「女遊びが激しいって…。」
「そう…なんだ…。」
「うん…。」
