でも、私はなかなか素直に言えることができず、沈黙が続いた。 その沈黙を破ったのは先輩だった。 「ごめんな、あんな告白して…。舞は俺のことなんてなんとも思ってないのにな…。でも、ちゃんと自分の気持ち伝えられてよかった…。じゃ。」 私は、帰ろうとする先輩を呼び止めた。 そして、思いもよらないことを言ってしまった。 「先輩、待って!!私も先輩のこと、好きです!!」 「え?」 あれ…。 私、今何て言った…? 好きって言ったよね…? えー! ど、どうしよー!