「ん?舞ちゃんどうしたの?」 柊先輩は、私の顔を覗き込んだ。 「み、みないで!」 「え?」 柊先輩は少し戸惑っていた。 「柊先輩、もう遅いから、帰ったほうがいいんじゃないんですか?」 またしてもかわいくないことを言ってしまう。 「嫌だ。」 「え…?」 「舞が顔見せてくれないと帰らない。」 ////////// 私の顔は今まで以上に真っ赤になった。