「全然書けてなかったでしょ?」
うわっ、テストできてなかったの、見られてたのか……。
「全然わからなかったんです」
「だってあんなにきちんとノート取ってたじゃない?」
うっ! 嫌味だなぁ。
「だから数学苦手だって言ってるでしょ!」
私は思わず身体を起こして真正面から清水くんを睨んだ。清水くんも同じように背筋を伸ばしてニッコリと笑顔を見せた。
「やっと、俺を見たね」
――なんだ、そのセリフは!?
息が止まった。この人は誰にでもこういうこと言うの?
「さっき触ったの、そんなに嫌だった?」
と、自分の額を触るしぐさをした。前髪が少し上がってぱらぱらと落ちてくる。その様子につい見惚れてしまった。
「……びっくり……したんです」
だって普通、隣の席の人にそんなことしないもの。
「そっか。驚かせてごめん」
清水くんは素直に、そしてとても申し訳なさそうに謝ってくれた。少し胸が痛い。なんでだろう。誰か教えて。
「お詫びに数学教えてあげるよ」
「……はぁ」
――って、えええええ!?
うわっ、テストできてなかったの、見られてたのか……。
「全然わからなかったんです」
「だってあんなにきちんとノート取ってたじゃない?」
うっ! 嫌味だなぁ。
「だから数学苦手だって言ってるでしょ!」
私は思わず身体を起こして真正面から清水くんを睨んだ。清水くんも同じように背筋を伸ばしてニッコリと笑顔を見せた。
「やっと、俺を見たね」
――なんだ、そのセリフは!?
息が止まった。この人は誰にでもこういうこと言うの?
「さっき触ったの、そんなに嫌だった?」
と、自分の額を触るしぐさをした。前髪が少し上がってぱらぱらと落ちてくる。その様子につい見惚れてしまった。
「……びっくり……したんです」
だって普通、隣の席の人にそんなことしないもの。
「そっか。驚かせてごめん」
清水くんは素直に、そしてとても申し訳なさそうに謝ってくれた。少し胸が痛い。なんでだろう。誰か教えて。
「お詫びに数学教えてあげるよ」
「……はぁ」
――って、えええええ!?



