「舞蝶欄使いってのは、十数年に1度現れるか現れないかって言われるほど珍しい能力だ。
で、舞蝶欄使いは栞以来現れていないんだ」



「へぇ~…栞ってすごいんだね…」


「まぁな。でも、その代わり妖怪から狙われやすいって烈が言ってた」


「何で?」


「舞蝶欄は稀な能力だから、その分力もすごいんだ。だから、妖怪は舞蝶欄使いをおそれてる。それで、危険を排除しようとしてる妖怪に狙われるんだ」



なるほど…


じゃあ、もしかして…



「栞は、その戦いで…?」


「それは分からないらしい…栞と烈は、いろいろな妖怪と戦ってきた。

でも、今までの妖怪とは何かが違かったらしい…。

瑠那は夢で舞蝶欄見たと思うぞ?扇子を出して戦うらしいが…あと、敵も見てるだろ?」



「あッ!それ見た!!」



扇子から蝶を出して戦う奴だよね?


相手は…銀髪野郎?だっけ



「敵、どういう奴だった?」「


「人間っぽい見た目で、銀髪の髪してたよ」