また、君と出会えた奇跡

「ははっ。そんなんじゃ俺を倒せねぇぜ?」



あいつは口の中で何かを呟いた



「何?」

「…ッ!伏せろ栞!!」



烈がいきなり叫び、あたしの上に烈がかばうように伏せる


その瞬間強い風が吹く



「禁!!」


烈が急いで結界をはる


しばらくすると、風がおさまった



「…解」


烈が結界を解く



「大丈夫か?」

「うん。大丈夫」



あたしはゆっくり起き上がり当たりを見る


「え…?」