私の様子が変だと思ったのか

腕を掴み、近くのベンチに座った



私はどうしてこう酷い人間なんだろう




さっきまで冬花のことで
一杯だったはずなのに



冬花の為と勝手に思い込んだり


掴まれた腕にドキドキしてりしてる





「実はね・・・・。」



私もベンチに座ってさっきの事を

全部話す




話している間も

私は反省しなきゃいけないと思った



他人を第一に考える冬花が


理由もなしに優に対して


「帰ってくれて良かった。」

なんて



言うはずがない





心を静めるためにため息をついて


優の方に顔を向ける