今のは空耳だよね?






あの人がここにいるはずない

私を助けに来るなんて

信じられない




だけどこの声は・・・




「ねぇ、もう一回言ったほうがいい?」




扉で見えなかったその人は

いつもみたいに笑ってはいなかった





私だけでなく彼女達も
驚いているのか固まってしまっている



ど、して




「どうして優様がっ。」



どんどん顔を青くして

彼女達は一目散に逃げていった




へなへなと全身の力が抜けて

その場に座りそうになった所


すかさず桜木くんが支えに来てくれる