「えっ? あ、ごめん。」 桜木くんは繋いでいた手を とっさに離した 少し恥かしそうにして 「あの、ずっとこうしててくれたの?」 だって普通は恋人でもないのに 手なんか繋がないはずだもん 「ああ、なんか心配でさ。」 えっ 心配? 「何時間経っても起きないから このまま起きないんじゃないかって。」 ふと外を見ると夕方になっていて 体育は一時間目だったから 私はすごい時間寝てたんだ すごい疲れたのかな?