冬の花



隣の人か。


見れば見るほどカッコよくて


怖くてなのか分からないけど
胸がドクドクと鳴る



まともに顔合わせられないし
話もできない

ましてや大人数の一年生の
相手なんてできる訳がない


誰にも頼れなし、どうしよう



私は焦り、俯く


考えなきゃ・・・・

何かいい方法がないか



仮病?でもそんなの絶対駄目。

桜木くんにも迷惑かけるし嘘は良くない・・・




「あの、先生。」


突然、私の考えを破るかのように
前から声が上がる


「私、ペアの人居ないので
雪野さんのペアに入れてください。」


「分かった。3人で1チームだ。
桜木は1年と一緒に校内を覚えること。」

「はい。」


ふと美咲を見ると

少し顔を赤くしていた