冬の花




とぼとぼと歩いて行ったなか

集合場所にはもうクラスメートがいる




「バス乗るよー。」



クラス委員の声に私達は急ぐ




荷物をバスにいれ乗り込む





「おはよう。」



ドキンッ





私は一瞬目の前の景色が

桜木くん一色になった




「お、おは、よう、ご、ざいます。」


精一杯出た言葉はたどたどしくて


顔が真っ赤に染まる




そんな私を桜木くんは優しく笑って

隣の席をぽんぽんとたたく





えっと・・・。




あ、座る順番、席順だっけ


少しほっとしてる自分がいた