「ちょっと暑くて。」



朝倉さんは笑ってクーラーを

二つ隣の部屋につけに行った




俺はさっさと荷物をまとめて

雪野さんの元へ全力で走る





分かった。



やっとはっきりしたんだ




守りたいって気持ちも


ドキドキの理由も


いつも考えてしまう理由も


考えて顔が赤くなる理由も




全部分かった。




すごい汗だくになりながらも

キミだけに会うために





ひたすら走っていく






俺は雪野さんが