冬の花




美咲無理して笑ってるの?



「嫌っ。」


「えっ。」



私は桜木くんを力強く押し

逃げるように桜木くんから離れる





その時・・・・。


ピンポーンッ




チャイムが家に響く



ドクンッ

ドクンッ



汗と共に少しの涙が頬をつたう


胸が苦しくなり呼吸も荒くなる



「俺、見てくる。」



私を心配そうに見ながらも

ゆっくりと立ち上がり部屋を出て行く




「はぁー。」



美咲のため息が部屋に広がる


私は呼吸を落ち着け美咲を見た