くっついては離れ、くっついては離れ… それを何回も繰り返した。 「……っ…もうっ……」 数分後に、唇を離してやるとさくらの息はあがっていた。 「え、映画観てたのにっ……」 「俺より映画をとった罰だ」 「……な、なにそれっ……翼くんの意地悪 っ…」 「意地悪じゃねぇよ。さくらは俺だけ見てればいいの」