「───…つ、翼くんっ…映画はじまっちゃうよ…」 「ん~…あと少し…」 「そ、んなこと言わないでっ…ひゃっ…」 さくらの首もとをペロッと舐めると、さくらの口から声が漏れた。 現在、映画デート。 さくらが観たいもんがあるっていうから来た。 まあぶっちゃけ映画はどうでもよくて…… 俺はさくらに夢中なんだけど。 「もう翼くっ……く、くすぐった…いっ…」