ここは屋上だし、誰か来るかもしれない。 「へーきへーき。人が来たら見せつければいいし」 「や、やだぁっ……恥ずかしい…」 人にこの体制を見られたりしたら…… 恥ずかしすぎて死んじゃうっ……。 「…つーか……そんなこと考えられなくしてやるよ」 「へっ……?」 翼くんはそう言いながら不敵に笑った。 そして、次の瞬間翼くんがあたしの頬を手で挟んだ。