保健室には、先生がいなかった。 勝手にベッド使っちゃって平気かな? 「先生いねぇみたいだな。まぁ、とりあえずさくらは寝てな?」 「ん……そうする…」 「それじゃ、俺は教室戻るから」 「うん、ありがとう……」 悠ちゃんはベッドに横になるあたしの頭を撫でて、保健室から出ていった。