「蒼太、ありがと。」 「ん?そう?じゃあ、チョコレートは手作りでお願い!」 「えへ、わかった。じゃあ、待っててね!」 杏と香太がひとりぼっちになっても私は気にしなかった。 私だって傷ついたから。 でも、それがダメだったのかな? 私が悪者でいれば… -自分で蒔いた「ひとつだけ」の種が開くのは今か- 第十章 終わり