あなたへ 【短編】









その声は、



看護師をやっている



いとこの声だった 。





「大丈夫?」



………



俺は、現状が理解できずに



ポカンとしていた。



「綾斗、あんた胃潰瘍で血吐いて病院に担ぎ込まれたんだよ。」












……………あぁ…




だいたい理解してきた。